山下達郎のラジオ発言全文書き起こし！松尾潔についての要約6つで解説！

2023年7月10日2023年7月15日

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２０２３年７月９日に、自身のラジオ「サンデーソングブック」で松尾潔さんとの問題について言及した、山下達郎さん。

そんな山下達郎さんはラジオでどんな発言をしていたのか、気になりますね。

今回は、

山下達郎さんのラジオ全文書き起こし！
要点をわかりやすく解説

しました。

山下達郎のラジオ全文書き起こしはこちら！

山下達郎さんのラジオ全文書き起こしを、さっそく見ていきましょう。

さてこの度、私のオフィス「スマイルカンパニー」と業務提携をしていた松尾潔氏が契約終了となり、そのことについて、私の名を挙げたことでネットや週刊誌等でいろいろとかかれております。
私はツイッターやフェイスブック、インスタと言ったものは一切やっておりませんので、ネットで発信することができません。
その為、私の唯一の発信基地である、このサンデーソングブックにて、私の話を皆さんにお聞きいただこうと思います。
少々長くなりますが、おつきあいください。
まずもって私の事務所と松尾氏とはですね、彼から顧問料をいただく形での業務提携でありましたので、雇用関係にあったわけではない。
また、彼が所属アーティストだったわけでもなく、したがって解雇にはあたりません。
弁護士同士の合意文書も存在しております。
松尾氏との契約終了についてはですね、事務所の社長の判断にゆだねる形で行われました。
松尾氏と私は直接何も話をしておりませんし、私が社長に対して契約を終了するよう、促したわけでもありません。
そもそも彼とはもう長い間あっておりません。
年にメールが数通という関係です。
今回は松尾氏がジャニー喜多川氏の性加害問題に対して、憶測に基づく一方的な批判をしたことが契約終了の一員であったことは認めますけれど、理由は決してそれだけではありません。
他にもいろいろあるんですけれど、今日、この場ではそのことについては触れることを差し控えたいと思います。
ネットや週刊誌の最大の関心ごとはですね、私がジャニーズ事務所への忖度が合って、今回の一軒もそれに基づいて関与しているのでは？という根拠のない憶測です。
今の世の中はなまじ黙っていると言ったもの勝ちでどんどん嘘の情報が拡散しますので、こちらからも思う所を正直に、率直に、お話しておく必要性を感じた次第であります。
今話題となっている性加害問題については、今回の一連の報道が始まるまでは、漠然とした噂でしかなくて、私自身は１９９９年の裁判の事すら聞かされておりませんでした。
当時のビジネスパートナーはジャニーズの業務を兼務していましたけれど、マネージャーでもある彼が、いちタレントでもある私にそのような内情を伝えることはありませんでした。
性加害が本当にあったとすれば、それはもちろん許しがたいことであり、被害者の方々の苦しみを想えば、第三者委員会等での事実関係の調査というのは必須であると考えます。
しかし、私自身がそれについて知っていることが何もない以上、コメントの出しようがありません。
自分はあくまでいち作曲家、楽曲の提供者であります。
ジャニズ事務所は他にもダンス・演技・映画・テレビなど、業務も人材も多岐にわたっておりまして、音楽業界の片隅にいる私にジャニーズ事務所の内部事情など、まったくあずかり知らぬことですし、まして、性加害の事実ついて私が知るすべは全くありません。
私が中学生だった１９６０年代に初代ジャニーズの楽曲と出会って、ジャニー喜多川さんという存在を知りました。
何年か後に初代ジャニーズの海外レコーディング作品を聞いて、私はとても感動して、このサンデーソングブックでも特集したことがあります。
１９７０年代の末に、私の音楽を偶然に聞いたジャニーさんに褒めていただいて、その御縁で数年後に私のビジネスパートナーが近藤真彦さんのディレクターとなったことから、「ハイティーンブギ」という作品が生まれました。
その後もジャニーズに楽曲を提供する中で、多くのすぐれた才能と出会い、私自身も作品の幅を大きく広げることができ、成長させていただきました。
たくさんのジャニーズのライブに接することができたおかげでKinKi Kidsとの出会いがあって、そこから「硝子の少年」という作品を書くことができて、昨年の「Amazing　LOVE」まで彼らとのきずなはずっと続いております。
芸術というのは人間が作るものである以上、人間同士のコミュニケーションが必須です。
どんな業界・会社・組織でも、それはかわらないでしょう。
人間同士の密な関係が構築できなければ、良い作品など生まれません。
そうした数々の才能あるタレントさんを輩出したジャニーさんの功績に対する尊敬の念は、今も変わっていません。
私の人生にとって一番大切なことは「ご縁」と「御恩」です。
ジャニーさんの育てた数多くのタレントさんたちが、戦後の日本でどれだけの人の心を温め、幸せにし、夢を与えてきたか。
私にとっては素晴らしいタレントさんたちや、ミュージシャンたちとのご縁をいただいて、時代を超えて長く歌い継いでもらえる作品を作れたこと、そのような機会を与えていただいたことに心から恩義を感じています。
私が一個人、一ミュージシャンとして、ジャニーさんへの御恩を忘れないことや、ジャニーさんのプロデューサーとしての才能を認めることと、社会的・倫理的な意味での性加害を容認することとは全く別問題だと考えております。
作人に罪はありませんし、タレントさんたちも同様です。
繰り返しますが、私は性加害を擁護しているのではありません。
アイドルたちの芸事に対する、ひたむきな努力を間近で見てきたものとして、彼らに敬意をもって接したいというだけなのです。
ですから、正直残念なのは、例えば図晴らしいグループだったSMAPのみなさんが解散することになったり、最近ではキンプリが分裂してしまったり、あんなに才能を感じるユニットがどうして…と疑問に思います。
私には何もわかりませんけれど、とっても残念です。
願わくば、みんなが仲良く連帯して、素晴らしい活動を続けていってほしいと思うのは、私だけではないはずです。
キンキ、嵐、他のグループもみんな末永く活動を続けていってほしいと思うばかりです。
先日、男闘呼組の再結成という嬉しいニュースがありましたが、同じようにいつか近い未来、SMAPや嵐、キンプリの再集合も実現するような日が来ることを、竹内まりやともどもに願っております。
性加害に対する様々な告発や報道というのが飛び交う今でも、そうした彼らの音楽活動に対する私のこうした気持ちに変わりはありません。
私の４８年のミュージシャン生活の中で、たくさんの方々からいただいたご恩に報いることができるように、私はあくまでミュージシャンという立場から、タレントさんたちを応援していこうと思っております。
彼らの才能を引き出し、良い楽曲をともに作ることこそが、私の本文だと思ってやってまいりました。
このような私の姿勢をですね、忖度あるいは長いものに巻かれている、とそのように解釈されるのであればそれでもかまいません。
そういう方々には、私の音楽は不要でしょう。
以上が今回のことに対する、私からのご報告です。
長々失礼いしました。
今後とも何卒よろしくお願申し上げます。
（引用：サンデーソングブック）

こちらが山下達郎さんがサンデーソングブックで発言した、ラジオ全文書き起こしです。

山下達郎さんが伝えたかったことはすべてこの中に含まれていますが、要約ポイントをご紹介します。

山下達郎のラジオ書き起こし！要約ポイント6つ！

それはさっそく、山下達郎さんのラジオの要約ポイントを見ていきましょう。

要約①ラジオで発信した経緯

私はツイッターやフェイスブック、インスタと言ったものは一切やっておりませんので、ネットで発信することができません。

その為、私の唯一の発信基地である、このサンデーソングブックにて、私の話を皆さんにお聞きいただこうと思います。
山下達郎のラジオ

山下達郎さんは、SNSなどをやっていないため情報発信のツールとして「ラジオ」で発信することにした、というニュアンスのコメントをしています。

要約②松尾潔さんについて

山下達郎さんは、松尾潔さんに対し、

松尾潔さんとスマイルカンパニーは、雇用関係にない
松尾潔さんと山下達郎さんは、長い間あっておらず、年に数課のメールのやり取りのみ
契約解除に、山下達郎さんは関わっていない
契約解除の原因はジャニー喜多川さんの加害問題への憶測的な発言もあるが、それ以外にも原因はある

という内容の発言をしています。

要約③ジャニー喜多川さんについて

山下達郎さんは、

（山下達郎さんがジャニーズ事務所に忖度しているのでは？という憶測に対し）、忖度はないと発言
山下達郎さん自身、ジャニー喜多川さんの加害問題は裁判のことも知らなかった
加害問題を擁護しない
同時に、山下達郎さん自身は「作曲家」であり、ジャニーズ事務所の内部事情は知らない

というニュアンスの発言をしています。

要約④音楽家としてのありかたについて

山下達郎さんは、

ジャニー喜多川さんの功績に対し、尊敬の念を持っている
山下達郎さんが人生で大事にしているのは、「御恩とご縁」
ジャニーズ事務所が戦後日本に与えた功績と、携われた縁に恩を感じている
ジャニー喜多川さんへの尊敬の念と、加害問題は全く別問題

というニュアンスの発言をしています。

要約⑤ジャニーズタレントについて

山下達郎さんは、

解散したジャニーズグループに対し、残念。
末永く活動してほしいと思っている
男闘呼組のように再集結を願っている

というニュアンスの発言をしています。

要約⑥まとめ

山下達郎さんは、

加害問題への憶測は飛び交っているが、ジャニーズタレントの音楽活動に対する山下達郎さんの気持ちは変わらない
今後も応援していきたい
このような態度が忖度・長いものに巻かれていると解釈されるのであれば、そういった方には山下達郎さんの音楽は不要

という内容の発言をしています。

山下達郎のラジオ発言に納得＆違和感の声！

松尾潔さんの契約解除について、自身のラジオで発言した山下達郎さん。

そんな山下達郎さんのラジオ発言に対する、SNSの声をご紹介します。

違和感

山下達郎さんの長年のファンです。彼らしい意思表明でしたが、アーティストはよい作品を作り続け提供していれば、ジャニーズだろうが統一教会だろうが、反社組織であってもよいという風に聞こえ、違和感を覚えました。芸術家に社会的責任は要らないとでも言うのでしょうか？#サンデーソングブック
— ペテルギウスの語り部 (@U4appF58Zqr6LGa) July 9, 2023

竹内まりやのベストアルバムの解説文に、名前こそ出してなかったけど明らかにそれが中森明菜だとわかる形で山下達郎が辛辣なことを書いてて、世に出る妻の商品に別歌手への批判を載せるのかよ！という驚きと違和感を長年抱いてたんだが、ジャニーズに関する動向を見てると伏線回収されたような気分よ。
— 富岡すばる (@Lily_to_Rose) July 1, 2023